司令官vsいたいけなおじさんの「脂(ファット)カーニバル」!部下を盾にした防衛戦
職場では無能な上司に「3倍返し」を食らわせる私だが、家庭内には抗えない「絶対司令官」が存在する。
妻には奇妙なルーティンがある。毎日決まった時間に、夕食のメニューをLINEしてくるのだ。その日もスマホが通知を告げた。時間を確認し、私は確信する。「……ふっ、奴だな」。

画面を開くと、そこには戦慄のメッセージ。
「今日は満漢全席(まんかんぜんせき)よ♡」
……来た。脂の海、脂のチョモランマ祭りの開戦合図だ。私は一言、「解」とだけ返し、すぐさま第2の戦場(部署グループLINE)へミッションを投下した。
「こちら時雨、全員直ちに着任せよ」
「本日、我が家にて満漢全席が執り行われることとなった。これは伺いではない。命令である。全員、必ず着任するように」
部下たちからは即座にレスが溢れかえる。
「k(了解)」「仰せのままに」「ブッラジャー!」「ひゃっほーい!」
……よし。脂の海、チョモランマには「数」で勝負だ。直後、司令官から「今日は誰も来ないよね?」という探りのLINEが入るが、当然、既読もつけずにスルー。これが私の「沈黙の艦隊」戦略である。
胃もたれからの脱出、そして部下の犠牲
私はすでに酒を断っている。だが、家にはかつてのストックが山ほど眠っているのだ。「酒の処分」という甘い蜜で部下を誘い出し、司令官が放つ「脂の波状攻撃」を彼らに分散させる……。
そう、私は自分のスマートな体型を維持するために、部下を「身代わりの盾」として利用しているのである。司令官は、私を以前のような「温かみ(脂肪)溢れる体形」に引き戻そうと、背後から虎視眈々と狙っているのだ。
「すまぬ、部下よ……。
その顎肉は、私の平穏な胃腸のための尊い犠牲なのだ」
翌朝、少し丸みを帯びた部下たちの顎肉や腹を見て、私は心の中で静かに手を合わせるだろう。
「すまぬ……その肉は私のせいだ。だがしかし! 若さという名の代謝で乗り越えてくれ!」
さあ、本日も始めようではないか。酒と脂が飛び交う、狂乱のファットカーニバルを!
身体が教えてくれた今回の「答え」は、一人で抱え込まず「仲間と分かち合う(押し付ける)」ことの大切さでした。皆さまも、抗えない脂の嵐が訪れた際は、信頼できる仲間という名の防波堤を築いてみてはいかがでしょうか?